ランドカジノがついに終焉間近に！？コロナ禍でオンラインカジノへ急速に移行！

2020.08.28

ど～も～(^o^)/　 Yossy（よっしー）です。
２０２０年、８月も終わろうとしていますが、新型コロナウィルスに振り回され、
生活様式がガラッと変わってしまった年になりました。
これからコロナ禍が収束したとしても、世の中がコロナ前には戻る事がないでしょう。
２０２１年の前半までには、国民全員分のワクチンを確保することを目標と掲げている
政府を信用すれば、トンネルの先に少し明かりが見えてきたのかなと思っています。

しかし、ちょうど２年前、ＩＲ法案が成立して、カジノを含む統合型リゾート施設が
全国で３か所出来るという事で、賛成や反対の議論が交わされてきていましたが、
そんな状況ではなくなりましたね。
それどころか、日本のＩＲ事業に意欲を示して進出を狙っていたアメリカのカジノ大手
ラスベガス・サンズさえも日本ＩＲ事業からの撤退を発表したようです。

世界中に広がった新型コロナウィルスの影響は、当然ラスベガス・サンズだけでなく、
世界中のカジノ市場に大きな打撃を与えています。
２０２０年８月までに、いったいどの程度の打撃があったのでしょうか。
そして、これからの世界のカジノ市場はどのようになっていくのでしょう。

世界最大のカジノ市場マカオでは？

静岡大学の鳥畑教授によると、マカオでは２月の初めには全ての営業を一旦停止した
そうです。
その後、２週間後には再開していますが、１月から３月までの第一四半期のマカオの
カジノでの収益は、前年比マイナス60％という結果でした。

さらに、新型コロナ感染防止対策で外国人観光客の入国禁止であったり、中国本土からの
客も２週間隔離されたりで、マカオを訪れる人が前年の99％以上も減少し続けていると
いうことです。
当然、収益はさらに減少し続けてしまいますよね。

４月から６月までの第二四半期は、ついに前年比マイナス95.6％というところまで
落ち込んでしまっています。
まだ第三四半期は終わっていませんが、今のところ回復の要因もあまりないので、
おそらく90％以上のマイナスだろうと予測しています。

これがマカオの現状ですが、世界の他のカジノ市場も同じような状況なのです。
ちなみにアメリカのラスベガス・サンズは、収益99.6％もマイナスになって、
２０２０年前半は、１０．４億ドルの純益赤字になっています。
これでは、日本のＩＲ事業進出どころではないですよね。

Ｖ字回復はあり得るの？

歴史的にみて、どのようなウィルスのパンデミックでも必ず終息します。
医療の近代的発展で、早い段階でワクチンもいきわたるようになると思われます。
そうなれば、再びカジノ市場もにぎわいを見せるのでしょうか？

まず、どの企業も莫大な赤字をかかえたまま、ゆるやかに緩やかにしか回復して
いかない市場で体力的にもつかどうかという点が大きいような気がします。
仮に、企業淘汰などで生き残ったとしても、このカジノ市場の流れが根本的に
変わってしまっている可能性があるのです。

それは、コロナ禍でカジノへ足を運べなかったカジノファンが、オンラインカジノへ
流れていっているのです。
特にイギリスでは、オンラインカジノが合法化されてからは劇的に収益が増大し、
ランドカジノ（地上型カジノ）の３倍の規模まで膨らんでいるようです。
アメリカや、その他のランドカジノを主体としていた地域もオンラインカジノ化が
急速に進んでいるようです。

そうなれば、設備投資も大きいハコモノのランドカジノでは、もうＶ字回復なんて
あり得そうにないですね。